さざなみのように
あなたはやってきた

こんなにたくさんの
人の波があるなかでも

私はすぐにあなたを
見つけることができる

約束も待ち合わせも
なにもしていないのに

あなたが来ることが
わかってしまうのです

汗をかいて走ってる日
歌いながら歩いてる日
俯きながら傘をさす日

いつも私はここから見てる

声もかけず、近寄りもせず
この部屋から見下ろしてる

好きといえばたしかに好き
会いたいといえば会いたい
触れたいといえば触れたい

でもどれも実行には移さない

私はここから見てるだけでいい
いつも同じ場所から見ている

だからこそ価値があるんです
好きでいることができるんです

この距離感がほど良くて
触れないからこそ良くて

私たちの愛は約束される
私たちの愛は確約される

永遠に続く循環の中で
心地よく繰り返される

いつまでも愛してる
どこまでも愛してる