歩いても、歩いても
どこにもたどり着かない
まっすぐな道には
目印なんかなくて
到達したかどうかも
わかる術がないんだ
もう何日歩いたのか
もう何キロ歩いたのか
前に進んでも進んでも
一歩一歩踏みしめても
見える景色は変わらない
目的地が見えるわけもない
足はどんどん重くなっていく
息ははずみ、呼吸も乱れる
苦しい、胸が苦しい
重たい、足が重たい
叫んでも誰も来ない
助けを呼ぶ人もいない
ここから逃げられない
ここから脱出できない
変えられないのは
変えたくないから
辿り着けないように
自身を拘束している
達成困難な課題を
諦めの機会にする
変わらないことは
人のためではない
自分を納得させて
安心させるために
設定しているのだ
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恥ずかしながら…少し前までは詩人といえば銀色夏生さんくらいしか知りませんでした。
最近はそれではまずいと思い、他の詩人さんも読むようにしています。
好きな詩人…谷川俊太郎、長田弘、加島祥造、茨木のり子などなど。詳しいプロフィール