卒業の時期がきた
漫然と続いていた
すべての出来事が
期限を持ち始める
僕たちの時間が
終わりを告げる
確約のない関係
絶対のない関係
永続的な繋がりは
存在し得ないんだ
哀しみの波を
抑えてみるけど
押し寄せる波は
動揺を持ちこむだけ
継続していくこと
構築していくこと
肯定的な流れこそが
正しいのではない
打ち壊されることも
ときには必要なのだ
答えはひとつではない
道もひとつではない
到達点に向かうために
通過する必要があった
出会うべくして
出会った仲間たち
寂しいけれども
別れのときがきた
今日という日を
通過する儀式として
卒業を迎えたこと
感謝して歓びにひたる
出会えたからこそ
生まれた奇跡の情景
待ち望んだ未来へ
光の射す方向へ
希望の翼を広げて
僕らは飛び立っていく
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恥ずかしながら…少し前までは詩人といえば銀色夏生さんくらいしか知りませんでした。
最近はそれではまずいと思い、他の詩人さんも読むようにしています。
好きな詩人…谷川俊太郎、長田弘、加島祥造、茨木のり子などなど。詳しいプロフィール