世の中に溢れている
不確かで不確かなものたち
軽く触れてみたら
さらさらと溶けてしまった
あっけない存在で
あっけない幕切れで
それが、何かの象徴のように
思えてしまうときがある
不確かで不確かなものたち
あやふやで凸凹していて
取っ付きにくいものたち
曖昧で捉えどころがないから
複雑で理解に苦しむから
考えるのを放棄してしまったり
受け入れを拒否してしまったり
不確かであるということだけで
起きてしまう出来事があって
その度に、顔をしかめたり
首をかしげたりしてしまう
不確かで不確かなものたち
他者に影響されることなどなく
大空を駆け抜ける天馬となり
翼を広げて飛んでいけばいい
どこまでも果てしない未来へ
自由と希望と光をもって
今すぐここから旅立つのだ
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恥ずかしながら…少し前までは詩人といえば銀色夏生さんくらいしか知りませんでした。
最近はそれではまずいと思い、他の詩人さんも読むようにしています。
好きな詩人…谷川俊太郎、長田弘、加島祥造、茨木のり子などなど。詳しいプロフィール