寄せては返すさざなみが
ささやくように語りかける
子どもの頃に抱かれてきた
母親との海の思い出を
友達とはしゃぐようにきた
バーベキューの思い出を
恋人と寄り添うようにきた
夜の海辺のデートの思い出を
潮風の匂いにまぎれて
懐かしさがやってくる
悲しさもやってくる
過去と未来を行き来する
さざなみは、やさしくて
どこまでも連れ添うように
あとをついてきてくれる
だから、ずっと待ってるよ
ずっとずっと待っているよ
約束なんてしなくていい
ただ、ここで待っているんだ
さざなみが届けてくれるから
大切な思い出という贈り物を
ここに届けてくれるはずだから
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恥ずかしながら…少し前までは詩人といえば銀色夏生さんくらいしか知りませんでした。
最近はそれではまずいと思い、他の詩人さんも読むようにしています。
好きな詩人…谷川俊太郎、長田弘、加島祥造、茨木のり子などなど。詳しいプロフィール