フランス・パリ発のショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」。世界的シェフ、アラン・デュカスが手がけるショコラブランドとして、世界各地のカカオ豆を厳選し、産地の個性を生かしたショコラを作り続けています。
日本橋の一角にある「ル・ショコラ・アラン・デュカス東京工房」は、ブランドの哲学と職人の技を間近で感じられる特別な場所。1階はチョコレート販売スペース、2階はデザートサロン「ル・サロン」となっており、併設された工房で作られるできたてのショコラスイーツを味わえます。
そんなル・サロンで、9月11日から11月26日まで登場しているのが秋冬限定アフタヌーンティー「ル・グテ」。カカオの香りが漂う工房で、季節の素材とショコラが織りなす極上のひとときを堪能できます。
ショコラの香りに満たされる、東京工房ならではの体験

「ル・グテ(Le Goûter)」とは、フランス語で“おやつ”という意味。
パティシエが目の前で仕上げるスイーツは、まるで小さな芸術品。サロンの窓越しにはショコラティエがカカオを練る様子が見え、五感でショコラの世界に浸ることができます。
カカオが香ばしく立ちのぼる空間で味わうのは、東京工房ならではの“できたて”ショコラデセール。
濃厚さの中に繊細さが光るその味わいは、まさにアラン・デュカスのエスプリが宿る特別な体験です。
クラシックと新しさが融合する、至福のショコラスイーツ

今回のアフタヌーンティー「ル・グテ」(平日5,900円、土日祝6,400円)では、ショコラを主役にした全7種のスイーツとセイボリーを用意。
まず味わいたいのは、濃厚なショコラ風味のクレームブリュレ。
表面のキャラメリゼを割ると、中からとろりと溶け出すショコラクリームが現れ、カカオのほろ苦さと甘みのバランスが絶妙です。

南仏の伝統菓子をアレンジしたトロぺジェンヌは、ふんわりとしたブリオッシュにショコラクリームをサンド。
口に運ぶたびにふわっと広がる香りとやさしい甘みが、幸福感をもたらします。
秋を彩るマロンとカカオのマリアージュ

秋冬らしさを感じるのが、ビスキュイ・フレ・マロン&ショコラ。
しっとりと焼き上げた生地にマロンの風味とショコラのコクを重ね、優雅で深みのある味わいに。
栗のほのかな甘さとカカオのビター感が調和し、季節の移ろいを感じさせます。

さらに、サクサクのショコラパイ生地や、可愛らしい一口サイズのビション・ショコラ、冷たい口どけのクープ・グラッセ・ショコラなど、多彩なラインナップが並びます。
それぞれ異なるショコラの個性を引き出した構成で、最後の一口まで飽きのこない構成が魅力です。
bショコラに寄り添う上質なティーセレクション

ドリンクは紅茶やハーブティー、コーヒーなどから選択可能。
特におすすめは、カカオの余韻を引き立てるアッサムティーやカカオニブ入りのオリジナルブレンドティー。
芳醇な香りとほろ苦い余韻がショコラと溶け合い、まるでペアリングコースのように味わえます。
完全予約制。工房でしか出会えない特別な午後

今回の「ル・グテ」は東京工房 ル・サロン限定&前日12時までの予約制。
ゆったりとしたサロンで、ショコラティエが作り上げる香りの変化を感じながら過ごす時間は、まさに至福のひととき。
席数が限られているため、早めの予約がおすすめです。特別な日のお出かけや自分へのご褒美にもぴったりなアフタヌーンティーです。
世界に誇るショコラブランド、アラン・デュカスの哲学

「ル・ショコラ・アラン・デュカス」は、フランス・パリで1987年に誕生。
アラン・デュカスは“Bean to Bar(豆からバーまで)”という理念を掲げ、カカオ豆の焙煎から製造までを自社で手がける数少ないショコラティエの一人です。
東京工房では、世界各地のカカオ豆が毎日焙煎され、香り豊かなショコラへと姿を変えていきます。
その製造の舞台を目の前に、完成したスイーツを味わう——そんな贅沢な体験は、この場所ならでは。
パリと東京をつなぐ“ショコラの香りの架け橋”は、季節を越えて人々を魅了し続けています。
店舗情報
- 店名:ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房
- デザートサロン「ル・サロン」
- 住所:東京都中央区日本橋本町1-1-1
- 提供期間:2025年9月11日(木)~11月26日(水)
- 価格:平日5,900円/土日祝6,400円
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:不定休
- アクセス:三越前駅 B6番出口より徒歩2分
ショコラの奥深さとアラン・デュカスの美学を五感で感じられる「ル・グテ」。
一口ごとに変化する香り、軽やかな口どけ、上品な甘さ——。そのすべてが計算され尽くした芸術のようで、まるで“チョコレートを味わう旅”をしているかのようです。
寒くなるこれからの季節、温かな紅茶とともに、心までとろけるショコラの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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