仮定の話でいい
夢の話でもいい
この恋はあてもなく
彷徨い続けている
実る予定などない
叶うあてもない
終わりは見えている
片道通行の恋だから
未来のない想いなんか
意味があるのだろうか
キリキリ痛む
擦りこむ痛み
私の胸の傷口は
あなたは知らない
きっと知らないまま
恋は終わってしまう
そんな不毛なものを
捨てきれないでいるのだ
純粋な恋でなくてもいい
不純な恋であってもいい
あなたの側にいたい
契約上の関係でもいい
虚しいだけの妄想は
果てなく広がっていく
予想した未来には
ほど遠い結末だから
作為をもって挑む
愛の契約を交わす
偽物の愛でもいい
束の間の恋でもいい
今この瞬間にある
関係性が欲しいのだ
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恥ずかしながら…少し前までは詩人といえば銀色夏生さんくらいしか知りませんでした。
最近はそれではまずいと思い、他の詩人さんも読むようにしています。
好きな詩人…谷川俊太郎、長田弘、加島祥造、茨木のり子などなど。詳しいプロフィール