悲しいくらいに
美しい君の横顔
美しすぎる君に
僕は声をかける
ことができない
あのときの僕は
君を見つめてる
ことがやっとで
それ以外の行為
はできなかった
息を呑むほどの
美しさはときに
脅威となり得る
憧憬するほどの
何かというのは
傷つけることに
直結することが
あるということ
そのときはまだ
知らなかったよ
見つめるだけの
関係というのは
もどかしすぎて
修復できないと
溜息をつく日々
君に届かないよ
想いだけならば
君に届かないよ
見てるだけでは
悲しいくらいに
美しい君の横顔
平行する関係は
着地点を見出す
ことすらできず
熱い視線だけを
そこに残すのだ
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恥ずかしながら…少し前までは詩人といえば銀色夏生さんくらいしか知りませんでした。
最近はそれではまずいと思い、他の詩人さんも読むようにしています。
好きな詩人…谷川俊太郎、長田弘、加島祥造、茨木のり子などなど。詳しいプロフィール