今や、カフェもホームページがあって当たり前。
TwitterやFacebookで最新情報を発信していることも珍しくないですよね。
僕自身も、事前に下調べしてからカフェに行くことが多いですが…。
今でもホームページを持たないカフェもありますよね。
赤坂の地下にひっそりとあり続ける珈琲の花園・薔薇

赤坂にある『薔薇』さんは、まさにそんなお店なのです。
情報がほとんどなく、地下にあるのでお店の様子も外から覗くことができないのです。
そうなると、お店のことを知るための手段はただひとつ。

実際に訪れて体感するしかないんですよね。
平日の17時過ぎに伺いました。
地下に降りて、恐る恐る扉を開けると…。

すでにお客さんは引けた後で、余韻のように煙草のにおいが漂っていました。
細長い空間にテーブルとカウンターがあって、点在するようにポツポツとお客さんが腰をかけてくつろいでいましたね。
赤坂価格の一杯千円の珈琲は甘いケーキと一緒に飲みたくなります
所在なげに立っていると、マダムがテーブル席に案内してくれました。
おひとり様だとカウンターに案内されることが多いのでありがたいですね。

さて、何を頼むかテーブル脇に置いてあるメニューに目を走らせて慄きました。
なんと、コーヒーはすべて一杯1000円と書いてあるではないですか。
個人カフェでこの価格はどういうことなんだろうと心の中で動揺しながらも、マダムの前では平静を装って、ぶれんどとアップルパイを注文しました。

待つこと数分。
珈琲とケーキが出てきました。
深呼吸をして、気持ちを落ち着けてから、まずひと口いただきました。
おいしいですね。
苦味と渋味がちょうどよい加減で、まさにコクのある珈琲です。

ブレンドコーヒーを飲み終わると、小さなカップに淹れた珈琲を持ってきてくれました。
デザートを頼んだお客さんにつけているとのことでした。

こういうサービスうれしいですね。
また、訪れようという気持ちにさせられるカフェです。

ぶれんど こく ¥1000 / アップルパイ ¥500