一度でいいから、行ってみたい。
そこで焼きたてのパンが食べたい。
きっかけは、一冊の本だった。
パンへの情熱が感じられるおいしいパン屋さん
川口葉子さんの『街角にパンとコーヒー』で、タルマーリーさんが紹介されていたのです。
そこで、ご主人さんがパンに対する情熱を訥々と語っていて、その話が心の琴線に触れたのです。
タイミングよく、その後に東京でタルマーリーさんのパンを食べる機会がありました。
思っていた通りのやさしくて、力強いパンを口にして、ますます現地に行ってみたいと、切望するようになったのです。
レンタカーを借りて向かったのは岡山の山の奥にあるパン屋さん
そして、2014年の秋に、強行スケジュールで岡山まで足を運んだのでした。
岡山駅からレンタカーを借りて、山道を一時間以上走らせて到着した先は…。
昔ながらの白壁や土蔵や格子戸がある建物がずらりと並んだ町にたどり着きます。
その一角に、タルマーリーさんがあります。
お店からは香ばしいパンの匂いがただよい、店内には焼きたてのパンたちが並んでいます。
もう、見るからにおいしそうで、食欲が湧いてくるパンばかりなんですよ。
出来たて、焼きたてのパンは感動するおいしさなんです
どれも食べたかったのですが、マヨコーンとレーズンパンにしてみました。
小上がりに座って、ホットコーヒーと一緒に食べたパンは最高でしたね。
今まで食べた、どのパンよりもおいしかったです。
マヨコーンは、コーンの甘さと小麦の香ばしさが混ざって、口の中でしあわせのメロディーを奏でるのです。
レーズンパンも、シンプルなのに飽きのこないおいしさなんですよ。
ゆっくり味わいながら食べて、お腹だけではなく、心までも満たされた気持ちなりましたね。
お店を出る頃には、行列ができていて、さすがタルマーリーさんだなと思いました。
また、岡山に来てパンを食べると心に誓い帰宅したのも束の間…。
2014年10月10日のブログでご主人さんが腰を痛めて休業されるということを知りました。
もう、ここのパンは食べることができないかもしれない。そんな不安に駆られてしまったのを今でも覚えています。
そして、先日再びブログをチェックしたところ、うれしいお知らせが書いてありました。
2015年夏に営業再開するとのことです。鳥取に移転して、ビール、パン、カフェの3本柱でやっていくとのこと。
今から、どんなお店ができるか楽しみです。
2016年9月追記
2015年6月に鳥取に移転してカフェをオープンしています。詳しくはホームページを確認ください。
マヨコーン ¥300 / レーズンパン ¥330
コーヒー ¥470
店舗情報
店舗情報 | 【移転】パン屋 タルマーリー@岡山 |
住所 | 岡山県真庭市勝山195-3 |
アクセス | JR・中国勝山駅 徒歩7分 |
電話番号 | なし |
営業時間 | 木〜日 10:00~17:00 |
休み | 月・火・水曜 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
地図 |